【労災、第三者行為災害、傷病手当金、障害厚生年金、すべてが絡んだ請求!】
障害厚生年金2級決定◆脳脊髄液減少症 50代女性


通勤途中の交通事故後、ケガについては労災として認められている。
労災の給付について、既にケガは症状固定で終了。
一度、職場復帰するも、原因不明の体調不良に悩まされ、いくつかの病院受診後、上記傷病名を診断される。
現在は休職中で傷病手当金を数か月前まで受給していた。
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労災給付と障害厚生年金は併給できますが、その場合、障害厚生年金が全額支払われ、労災が一部減額されます。
しかし、この方の場合は、既に労災給付が終了していたので、労災との併給調整とはなりませんでした。
また、傷病手当金と障害厚生年金については、同一傷病であれば併給の調整となります。
その場合、まず、障害厚生年金が満額支給され、傷病手当金の方が額が多い場合は、傷病手当金から差額分が支給されます。
この方の場合、遡って決定がされたため、数か月間傷病手当金と障害厚生年金を受給する月が被り、その部分は健康保険側に返還することとなりました。

結果 障害認定日に障害厚生年金2級が決定!

年金受給が決まり、これでゆっくりと職場復帰に向けて療養できると喜んでいただけました。

こういった返還があるケースは、時々見受けられますが、年金機構側から支給された額をそのまま(被っている部分だけ)健康保険側に支払うだけなので、本人に新たな持ち出しがあるわけではありません。
とはいえ、一旦もらえると思っていたものを返還するのはちょっと嫌ですよね。
こういった複雑に制度が入り組んでいる請求の場合は、事前に専門家等に相談をして、ざっくりでも「何がどうなったらどうするのか?」確認しながら進めることをお勧めします。
「この場合はこうしよう」「そうなったらああしよう」いくつもの選択肢を持ちながら行動するだけで、病を抱えながらの不安なお気持ちも少し落ち着くのではないでしょうか。