うつ病に戻る
【うつ病で自殺未遂。一度不支給決定を受けるも審査請求で1級が決定!!】
障害基礎年金 障害認定日で1級◆ 60代女性

元々肢体にご病気があった(当時は障害年金に該当しない程度)。
飛び降り自殺未遂で脳挫傷発症。その後遺症で現在は身動きの取れない状態。
国民年金の保険料の納付状態は納めていない(未納)期間がかなりある。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なんとか障害年金の対象にならないものかと、ご主人からのご連絡でした。
ご主人のお話から、

1 継続した精神科の受診はしておらず、持病の病院で不眠薬や抗うつ薬が出ており、精神科の継続受診を検討していた矢先のことだった。
2 自殺未遂かどうかの明確な遺書等はなかったが、前後の経緯や状況から自殺未遂であろうと立ち会った警察も判断している。
3 現在、ご本人は会話のできない状態であり、ご本人からのヒアリングはできない。
ということがわかりました。

年金履歴を今一度確認したところ、
自殺未遂を図った日では、「保険料納付要件」が満たされておらず、請求不能。
自殺未遂の1ヶ月程前、一回だけ受診の精神科の受診日も「保険料納付要件」が満たされておらず、請求不能。
持病でかかっていた病院から不眠症の薬を初めて処方してもらった日であれば「保険料納付要件」が満たされていて請求可能
であることもわかりました。

そして、その当時入院していた病院に出向きご本人様にお会いしました(その時はコロナ感染拡大の前であったため)。
医療は素人の私が見てもわかる明らかに1級に該当するであろう状態でした。

そこで、うつ病があって、飛び降り自殺未遂をしたのであるから、うつ病の初診日(初めて不眠症の薬を処方された日)を初診として請求するとして、当時の担当医師に「うつ病としての精神診断書」と「脳挫傷の肢体診断書」の2枚の診断書作成を依頼しましたが、担当医師が言うには、その身動きの取れない状況が、「うつ病で気力が無く動かない」のか「脳挫傷後遺症のため体を動かせずに動けない」のかが、周りのご家族はもちろん、医師であっても「わからない」ということで、「『詳細不明』という診断書しか書けない」と言われました。
その通りだと思いました。確かに「動けない」のか「動かない」のか、わからないですよね。
しかし、最終的には、一回不支給決定を受けたものの、この『詳細不明』の診断書が決め手となり、審査請求で覆って1級となりました。

結果 審査請求で覆って障害基礎年金1級が決定!

詳細不明の診断書など、通常であれば出しても通らないとお考えになると思います。
現に裁定請求(1回目の請求)では不支給決定を受けています。
しかし、こういった特別な事情が複数ある場合は、次の審査請求や再審査請求も視野に入れて、不支給決定覚悟で提出する場合もあります。
この件は、非常に稀なケースで、最初の請求から審査請求、決定、実際にご家族様に年金が届くまで1年以上かかってしまいましたが、やっと決着がついたと、喜んで下さいました。
全てが元通りにはなりませんが、年金という支えで少しでも前向きになれるお手伝いが出来るのであれば、なんとか解決の糸口がないかと考えながら請求をしています。ぜひご相談ください。