相談室からの勧めで。ご自身は「たぶん無理だろう・・・」と仰りながらの申請で2級決定

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  3. 相談室からの勧めで。ご自身は「たぶん無理だろう・・・」と仰りながらの申請で2級決定(広汎性発達障害・多動性障害)

【ご病名】広汎性発達障害・多動性障害 (40代 女性)

経緯

小学校・中学校・高等学校は普通学級に在籍し、専門学校を卒業した。幼い頃からこだわりが強く、自身の子どもが発達障害と診断されたことをきっかけに、他者からも受診を勧められ受診した。その結果、ご本人も発達障害であることが判明した。3人の子どもの子育てに日々翻弄され、特に発達障害を持つ子どもへの関わり方がわからなくなり、日常生活にも支障をきたすようになった。この状況から相談室が介入し、障害年金の申請に関する相談へと発展した。

結果

障害認定日に障害基礎年金2級決定

現在は子どもにあたってしまうことが多く、感情のコントロールができない状況があるほか、食事の用意はヘルパーを導入している。また、常に祖父母からの援助を受けていることがわかった。そこで、ヘルパーを導入している事実や、子育てには親族からの手助けが不可欠であることなどを詳細に記載した障害年金申立書を作成した。

ポイント

「現在子育て中」とだけ聞くと、子育てができている(介護についても同じ)ということは、それほど重度ではないのではないか?と思われかねません。実際には、特に小さなお子様をお育てになりながら精神疾患を抱えている場合、その大変さは計り知れないもの。決して程度が軽くてできているのではなく、病を押して相当に無理をしてギリギリの状態でやっている方もいらっしゃることでしょう。外部の介入が一つの光になることもあります。相談室等に入ってもらい、ヘルパー導入などをすることも一つの選択肢でしょうし、障害年金の対象になれば、少しだけ経済的余裕もできます。一人で抱え込まないで、まずはどの機関でもいいのでお声がけください。もちろん私から他の機関にお繋ぎすることもできますよ。