3級受給中、症状悪化のため額の改定請求で2級に
【ご病名】原発性免疫不全症候群(60代 男性)
経緯
以前より障害厚生年金3級を受給していた。近年、倦怠感が強まり、免疫力の低下により複数の体調不良が現れたため、額の改定請求を希望し相談があった。なお、相談時点では厚生年金の被保険者であった。
結果
額の改定請求で障害厚生年金3級から2級決定
疲労感が非常に強く、ほとんど就労できていない状況でしたが、ご子息が経営する会社であったため、かろうじて在籍を続けていらっしゃいました。障害年金の認定においてそのような事情も考慮してもらえるよう、現在の就労状況や家庭内での日常生活の様子を詳細にまとめ、診断書と併せて提出しました。結果通知を受け取った時点では、かなりお辛い状態が続いていらっしゃいましたが、障害厚生年金が2級に改定され、まずは安心されたご様子でした。
ポイント
在籍しているだけでは、必ずしも年金の対象になるわけではありませんが、「実際に働けているかどうか」は障害年金認定において非常に重要なポイントです。実際の就労状況がどうであるか(在籍しているが働けていない、休職中である、欠勤が続いている、会社から配慮を受けているなど)を詳細に把握し、特別な事情がある場合は、年金請求の際にその情報を適切に伝えることが重要です。