職場のストレスでうつ病に カウンセリングルームからの勧めもあり年金請求
【ご病名】うつ病(20代 女性)
経緯
職場での強いストレスが原因でうつ病を発症。複数の精神科に通院したが、症状は改善しなかった。深夜の公園で自殺未遂を起こすほど症状が悪化し、最終的には通っていたカウンセリングルームの紹介により、弊所にご相談があった。
結果
事後重症で障害基礎年金3級決定
当初はつらい状況の中でも、なんとか就労を継続されていたことから、最新の症状に基づく診断書を添えて事後重症による障害年金請求を行いました。診断書の内容からは、障害年金の認定が受けられるかどうかギリギリの判断となるものでしたが、最終的には事後重症で障害厚生年金3級の決定となりました。ご本人様は「可能性は低いと思っていたので、決定してもらえてよかった」と結果を喜んでくださいました。
診断書の内容では「できる」の項目に多く丸が付けられており、障害年金の受給は難しいかもしれないと私自身も感じました。しかし、ご本人のお話からは、自殺未遂を図るほど精神症状が不安定で、不眠の症状も強いことが明らかとなりました。そのため、病歴・就労状況等申立書には、日常生活における具体的な困難や支障の内容を丁寧に記載しました。
また、就労しているからといって障害年金の認定日請求が不可能というわけではありませんが、認定日当時には通常通り勤務されており、その後も厚生年金に加入した形で働いていた期間が続いていたため、ご本人と相談のうえ、事後重症による障害年金請求を行いました。