ここ数年で急激に症状が悪化 事後重症で請求し2級が決定

  1. 事例実績
  2. 肢体
  3. ここ数年で急激に症状が悪化 事後重症で請求し2級が決定(多発性硬化症)

【ご病名】多発性硬化症(40代 女性)

経緯

15年程前からふらつきやめまいが現れ、激しい頭痛のため嘔吐することもありました。脳神経外科を受診し、当初は原因がわかりませんでしたが、いくつか転院を重ね、ようやく上記の病名が判明しました。数年前から急激に症状が悪化し、障害年金の対象になるのではないかと、お父様からご連絡をいただきました。

結果

事後重症で障害基礎年金2級決定

ご本人様とご家族様からお話を伺ったところ、ここ数年で急激に症状が悪化し、お仕事も辞められ、現在は日常生活のさまざまな部分でご両親様の手助けを必要とされているとのことでした。 申立書には特に現在の日常生活の様子について細かく記載しました。具体的には、手足の動きの程度や指の細かい動きがどの程度可能で、どのような動作ができるかといった内容です。 事後重症請求により、障害等級2級が決定しました。

ポイント

肢体障害用の診断書には、「つまむ、握る、絞る、結ぶなどの指の動きや、匙を使う動作、着替えの様子、片足立ち、歩行状態」などを4段階で記載する項目があります。
しかし、ご病気の内容はそれぞれ異なるため、この4段階だけでは症状の詳細を十分に伝えきれない場合もあります。どの部分が動かしづらいのか、動かしづらさがどのように日常生活に影響しているのかを、申立書に具体的に記載することで、より生活の不自由さが伝わりやすくなります。