全身痙攣、転倒を伴うてんかん発作もあり 20歳の頃に遡って決定

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【ご病名】てんかん(20代 男性)

経緯

初診は小学生の頃だったが、成長と共に発作が大きくなった。意識を喪失した後、朦朧とした状態のまま暴れ出し、警察も出動する程の騒ぎになったこともあった。コントロールできない自身の状態に、ご本人も不安が募り、相談室に相談したところ、障害年金制度を知り、弊所にご連絡いただいた。

結果

障害認定日で障害基礎年金2級決定

初診から現在まで同一の病院に通院していたため、ご本人の病状の経過については病院側も全て把握していました。もちろん、20歳の頃も通院していたため、20歳に達した日から3か月以内の診断書と現在の症状の診断書の2通を提出し、結果として、20歳の頃に遡って障害基礎年金2級の認定が決定しました。

ポイント

てんかんの方には、精神の障害用診断書を使用します。てんかんを抱えている方は、発作がいつ起こるか分からないという不安が精神症状に現れることがありますが、発作が薬で抑えられていれば、発作時以外は比較的安定して日常生活を送ることができる場合もあります。精神の診断書は、日常生活でできること、できないことにチェックを入れる形式ですが、てんかんによる発作の辛さは診断書だけでは十分に伝わりにくいことがあります。てんかん発作の状態、発作前後の様子、そしてその影響を日常生活にどのように及ぼしているかなどを申立書にしっかりと記載することをお勧めします。