初診は高校生、入院歴もあり、20歳の頃に遡って2級が決定
【ご病名】統合失調症(20代 女性)
経緯
初診は高校生の頃であった。夜中に突然奇声を上げて飛び出すなど、明らかに奇異な行動が目立つようになり、精神科を受診した。その後も、服のままシャワーを浴びたり、徘徊などが続き、精神科に入院したこともあった。現在はB型事業所に通所しており、当該事業所の支援員からの紹介で、母親が弊所に連絡をくださった。
結果
障害認定日で障害基礎年金2級決定
初診は高校生(17歳)の時期であったため、障害認定日は20歳に達する日(20歳の誕生日の前日)となります。初診の病院からすぐに次の病院を紹介され、その後ずっと同じ病院を定期的に受診されていたため、20歳の時点での診断書も入手することができました。認定日の頃も請求日の頃も障害状態にはほぼ変動がなく、請求日頃には、1日3時間、週に2、3日のB型事業所にも行けずに休みがちであったとのことでしたので、そういった日常生活のご様子を細かく記載した申立書を作成しました。20歳に遡って障害等級2級が決定し、2年半ほどの年金がまとめて支給されることとなり、ご相談いただいたお母様にも大変喜んでいただけました。
ポイント
認定日請求の場合、申立書には請求日頃の現在の生活状況だけでなく、認定日の頃の生活状況を記載することはもちろん、その後現在に至るまでの生活状況や症状の継続についても、しっかりと記載することが大切です。