ナルコレプシーとうつ病を併記で障害厚生年金2級が決定

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【ご病名】ナルコレプシー・うつ病(20代 男性)

経緯

約4年前から集中力が低下し、異常な眠気に頻繁に襲われるようになり、意識が朦朧とする状態が続いた。朝礼や重要な会議にも出席できなくなり、体調への不安が強まり、抑うつ状態が悪化して仕事を続けることが困難になった。そのような状況の中で障害年金制度の存在を知った。将来について知人に相談した際に、障害年金のサポートを行っている弊所のことを紹介された。

結果

障害認定日で障害厚生年金2級決定

診断書には、ナルコレプシーとうつ病が併記されておりました。ナルコレプシーは精神疾患ではなく、うつ病との相当因果関係が認められないとして、年金機構から一度返戻となる対応がありました。しかし、ご本人様に改めてお話をうかがったところ、「主な苦しみはナルコレプシーの症状であり、それが精神症状を悪化させている。結果的にうつ病のように気持ちが沈みがちになるため、病名は変えずに申請を続けてほしい」との強いご意向を確認できました。そこで、当初の方針通り、ナルコレプシーとうつ病の併記で障害年金請求を進めたところ、障害厚生年金として認定日に遡って障害等級2級が認められ、大変ご満足いただけました。

この方の場合、ナルコレプシーとうつ病が共存していたため、どちらか一方を切り取って判断することは医師にとっても難しいものです。そのため、最終的にナルコレプシーとうつ病の併記で申請を進めたことは、適切な判断だったと考えています。
また、障害年金の請求手続きは、あくまでもご本人様の申請ですので、ご本人様のお気持ちが最も重要です。制度上、必ずしも希望通りに進まないこともありますが、弊所ではご本人様の気持ちに寄り添い、最適な請求方法を一緒に考えていきます。