【先天性の左眼球癆に右眼網膜剥離等で初めて2級(以上)に該当 障害厚生年金1級が決定(左眼球癆、右網膜剥離等)】

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身体のご病気『眼』

【先天性の左眼球癆に右眼網膜剥離等で初めて2級(以上)に該当 障害厚生年金1級が決定(左眼球癆、右網膜剥離等)】

◆ ご病名 両未熟児網膜症・右網膜剥離術後眼・右網脈絡膜萎縮・左眼球癆

先天的に左眼は失明状態。近年、見えていた方の右眼の状態もあまり良くない状態に。
障害年金のやりようはあるのかといろいろな場所で相談をするも、どこも明確な返答をもらえなかったとのことで、弊所にご相談をいただいた。

結果 初めて2級(実際には初めて1級)で 障害厚生年金1級決定

まず、先天的なことを証明する書類は何もありませんでしたが、大人になってから受診した時の診断書で先天的に「左眼球癆」であることはわかりました。

生まれてから30代になるまで、右眼については特に通院歴は無く、どこの病院にも受診していなかったということをご本人様から伺いました。

とはいえ、30代の受診についても既に30年近く前のことでしたので、当時のカルテはありませんでした。そこで、総合病院眼科の受診データのようなものや、当時の担当医が後に開業医になっていたのでその医師に当時のことを知っているという「第三者証明」を書いてもらいました。

左眼の状態と右眼の状態をあわせて、「初めて2級(実際には初めて1級)」の取扱いで、障害厚生年金1級が決定し、その結果に大変喜んでいただけました。

◆ポイント

あまり頻繁にはないですが、初めて2級(今回については実際には初めて1級)という取扱いが障害年金制度ではあります。「Aという傷病があり、Bという傷病も重なって、初めて2級以上の状態になる」というものです。この場合、Bの傷病の時の初診日の前日においての保険料納付要件をみられます。また、Bの傷病の時の初診日で加入していた年金制度で請求しますので、この方の場合、障害厚生年金での請求ができました。