【非常に短いサイクルで躁とうつを繰り返すラピッドサイクラー(双極性感情障害)】

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精神的なご病気『双極性障害』

【非常に短いサイクルで躁とうつを繰り返すラピッドサイクラー】

◆ ご病名 双極性感情障害 20代女性

仕事のプレッシャーから不眠症状や食欲低下等があらわれ、職場の先輩に勧められてメンタルクリニックを受診。当初は「適応障害」と診断をされ、すぐに休職し、その後退職に至った。3年程は通院していなかった期間があり、体調は一旦回復したかと思われたが、新たな仕事を始めた途端に再び精神症状が悪化。以後、継続的に精神科を受診していた。なかなか思うように仕事もできず、障害年金を請求したいと考えた。

◆結果 事後重症 障害厚生年金2級決定

ラピッドサイクラーと呼ばれる急速交代型の「双極性障害」であり、その波にご本人様も翻弄され、大変疲弊しているということでした。その気持ちが落ち込んだ時期と昂揚した時期でそれぞれどのような症状があって、日常生活にどんな不自由があるのかということを申立書にはしっかりと記載しました。認定日時点では病院にかかっていなかったので、最新の症状の診断書をもって事後重症請求をし、障害厚生年金で障害等級2級が決定しました。

◆ポイント

双極性障害には、Ⅰ型とⅡ型がありますが、特にラピッドサイクラーと呼ばれる急速交代型の場合、その期間がどのくらいで変動するのか、また、その変動の波により、どのくらい日常生活に影響があるのか等を申立書に記載するとよいでしょう。